【皮膚科医監修】白斑を隠すカバーメイク製品【2023年度版】

白斑の治療で改善しない方がいらっしゃいます。

白斑の治療法は多くありますが、どれも決定的なものではありません。

自費の治療法 (数十万円〜) もありますが、それでも改善しない時もあります。

治療途中の方、治療をしていてもなかなか改善しない方、白斑がある部位によっては非常にQOLが低下していることが知られています。

こうした方々がカバーメイク (カモフラージュメイク) を検討することで、より豊かな生活が送れるのではないかと考えます。

本記事では、カバーメイクをするための製品について紹介します。

※本ページはプロモーションが含まれています。

目次

パーフェクトカバー (資生堂)

資生堂のパーフェクトカバーはいくつかのシリーズがあり、やけどや傷跡、血管腫なども隠すことができます。

色調によってはパーフェクトカバーファンデーションMCが適しています。

リキッドファンデーションであるパーフェクトカバー ファンデーションVCも部位によっては使いやすいと思います。

ファンデーションの量が多いと濃い色になり、量が少ないと薄い色を出すことができるので、使い分けることできれいな仕上がりになります。

Amazonではパーフェクトカバーシリーズは販売されていないので、ご注意ください。

全国にカウンセリングを受けることができる、ライフクオリティービューティーセンターがあります。

どのファンデーションを使うか、使い方についてなど相談できるところが嬉しいですね。

使用している方も多く、ホームページも充実しています。

以前、白斑に使用するパーフェクトカバー ファンデーションVVをおすすめしておりましたが、生産終了となりました。

現在はパーフェクトカバー ファンデーションVCにリニューアルされています。

グラファ ダドレス (GRAFA Laboratories)

皮膚科領域ではとてもお世話になっているGRAFA Laboratoriesです。

医療機関向けの製品であり、ドラッグストアではなかなか見ないかもしれません。

GRAFAからはダドレスという化粧水を提供しています。

皮膚の角層に入り込んで、ダドレスの成分であるジヒドロキシアセトンと、皮膚のアミノ酸が反応することで発色し、一時的に塗った皮膚が着色します。

そのため、新陳代謝で皮膚が剥がれていくと、着色したところも薄くなっていきます。

ダドレスには透明タイプ色つきタイプの2種類があります。

どちらも同じように白斑部分を着色してくれます。

はじめての方には塗ったところが見える色つきタイプがおすすめです。

また、カバーメイク用のファンデーションも提供しています。

多くの色を用意しており、ご自身にあった色を使ってみると良いでしょう。

ファンデーションやパウダーなどを使っていくことによってとても自然な仕上がりになります。

汗や水によっても落ちにくいため、気をつかう必要がありません。

ダドレスの方が簡便に使えますが、やや色ムラがでてきてしまいます。

気になる方はファンデーションをおすすめします。

マーシュ・フィールド

マーシュ・フィールドは、スキンケア製品とカバーメイク製品を専門にしています。

ウォータープルーフであり、衣類の擦れに強いため、日常生活でファンデーションが落ちる心配は軽減されます。

ファンデーションの色が数種類あるため、自身の色に合わせて選択することができます

マーシュ・フィールドのホームページより、サンプル品が提供されますので、実際に試してみるといいかと思います。

白斑や色素脱失部分をカバーする場合は、クリームファンデサンプルセットがおすすめです。

さらに色をつけたい場合は、クリームファンデI 14番ブラウンを併用すると良いと思います。

男性やお子様など、メイクをせずに一部分だけカバーする場合はカラープラスもおすすめです。

広範囲の白斑にも使いたい方は、ボディカバーファンデも使えます。

色味が多くあり自身に合わせる必要がありますが、汗に強くベタつかないという特徴があります。

カバーマーク (COVERMARK)

ここからは、化粧品としても使えるものを紹介したいと思います。

このカバーマークは、シミを消すファンデーションとして有名です。

GRAFAのファンデーションもカバーマークという名前ですが、別のものになります。

白斑を隠すカバーメイク用のものではないのですが、カバー力が強いためカバーマークの製品もおすすめです。

塗り広げやすいように軟らかいテクスチャーになっていて、スポンジで少量取るだけで広範囲をカバーできるようになっています。

広げやすいので顔だけでなく、手や腕などにも使えます。

1日使ってみてもあまり崩れず、ツヤやみずみずしさを与えるのがカバーマーク製品の特徴です。

色が10種類あるので、ご自身の合った色味をご選択ください。

FR20が日本人の標準色となっています。

これだけですとケースとスポンジがないので、専用のコンパクトケースを揃えたい方はこちらからどうぞ。

ファンデーションを少し疲れるという方はCCクリームもあります。

化粧下地としても使えますし、皮膚に簡単に馴染むためとても手軽に使えます。

このCCクリームもカバー力があるため、色素が薄いところには良いでしょう。

コスメデコルテ コンシーラー

こちらもカバーメイク用のものではないのですが、コンシーラーの性能が高いのでおすすめしています。

トーンパーフェクティング パレットは顔のシミやクマを隠すのに最適で、顔の一部に白斑がある方には良い製品だと思います。

トーンパーフェクティング パレットはライト、ライトミディアム、ミディアムの色味があります。

クリームタイプでさっとカバーしたい方はこちらもご検討ください。

最後に

カバーメイクの製品はまだ多くありますが、代表的なものを取り上げました。

普通のファンデーションでも隠すことができますので、ご自身に合ったものが見つかるとお手伝いができればと思っています。

白斑のカバーメイクはどれを使えばいいのか悩んでいる方に、少しでもお役に立てれば幸いです。

本記事は、尋常性白斑診療ガイドライン (2012年) を参考にしております。

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